アシダ音響 EA-HF1 日本の本気なコスパイヤホン
アシダ音響さんってあまり聞いたことの無い会社ですが、「音と共に70年」ってホームページに載ってる通り、昔からある音響メーカーです。
警察無線のイヤホンなど、業務用品のメーカーさんですね。
販売がamazonでしか販売をしていません。
一般販売はないみたいですね。
イヤホンの基本スペック
ドライバー : 15mmダイナミックドライバー
感度 : 115db
インピーダンス : 16Ω
再生周波数帯 : 4-40000hz
リケーブル : 非対応
開封
凄くシンプルな外箱
イヤホン本体がお目見え
付属品は必要最低限です。
形はONKYOのE700mと似てますが、ベントは開いてないです。
フィルターは付いてないです。
感想
装着感は軽くて快適ですね。
低音から高音まで澄んだ音を出してくれます。
「星空のストーリー」のアタック感は文句なしに深い所から出てて気持ちいいです。
ボーカル帯域に掛かりそうで、掛からない絶妙な低音量です。
そしてそのボーカル表現も声の強弱やビブラートなど細やかに表現してくれています。
ダイナミック1機とは思えない、表現をしてくれます。
「真っ赤なロードスター」でのエンジン音もスポーツカーらしい、重心の低い音を出してくれます。本物のスポーツカーのエンジン音よりは軽いですが、充分なエンジン音を出してくれてます。
「秋桜」のキラキラ感はハンパなく出てます。
「真っ赤なロードスター」でもキラキラしていたので、耳のいい方には刺さるかもしれません。
空気感があって、音と音の間の距離感が好きです。
決して広いサウンドステージでは無いのですが、音が密集してないので、聴きやすいです。
「シンデレラ・ハネムーン」は音数が多くて遊びの仕掛けも多いのですが、一つ一つの音が拾えます。
「千本桜」でも団子になる箇所がないですね。
低音はボワつかずにタイトでいて、量感もあり重低音な部分も出ていると思います。
「Sing Sing Sing」を聴くと、楽しくなります。
ドラムを叩いてる位置なんかも、わかる気がします。
トランペットの金管楽器の金属質な感じや、伸びやかな所とか楽しい!踊りたくなります!(踊りませんが...w)
坂本冬美さんのブレスの感じがわかる気がします。演歌の方ってあまりここでブレスしたなってわかるのが少ないですが、なんとなくわかる気がします。
中島美嘉さんでは、ブレスの量がわかります。
中島みゆきさんでは、声の強弱 揺らし方 声色などわかりやすいです。
オーケストラでは「ジュピター」でのカラヤンとロサンゼルスフィルハーモニックの音の力強さの違いなど細かい違いもわかります。
wa-oto のDepartureの「黄金色の風」での篠笛の綺麗な音色に若干の掠れた所があるのに気がつかせてくれました。
サウンドステージは広くはないですが、狭くもなく一般的な広さと思います。
凄くバランスのとれた位置関係です。
そして解像度も高くて細やかな表現もあります。
高音 中音 低音と満遍なく出してくれて、どこかが特化してる感じがないので、特徴はないですが、5000円(税別)で買えるイヤホンの音ではないです。
凄く真面目に作られた超優等生なイヤホンです。
もう少しレパートリーがあればいいのに、この機種だけしかないのは残念です。
出来ればリケーブル出来る機種が出ればまた買いますよ!
Phil CollinsのThe Singlesはドラムの低音から高音の抜けまで気持ちいいですよ!